【日常の疑問】iTunesのジャンルの基準がよくわからなかったので、歴史とか調べてまとめて図にもしてみた【音楽史】
ども!アリーです!
最近、「かれこれ何年同じラインナップで生きてきてるんだ…」という状態になっていたiTunesに、アルバム20~30枚分ほど曲を追加いたしました。(ベスト盤ばっかり選んでみました!ミーハーです!)
TSUTAYAでCDを借りようと、事前に「買い物リスト」ならぬ「借り物リスト」を作り、うきうきしながら邦楽コーナーを物色していたんですが、、、
自分が思うジャンルのところにCDがなくてウロウロ…
iTunesに曲を入れても、ジャンルのところに「altnative」だとか、えっ、R&Bじゃないの?って人が「Pop」ってなってたりだとかで、、、
アルバムの枚数分だけジャンルある。
みたいになっちゃって、何のためのジャンルなのか?を改めて考えさせられました。
ジャンルが同じ
→曲の持ち味が似ている
→聞きたい気分が似ている
そう、音楽とは、
悲しいときにはその気持ちに寄り添ってくれる
がんばりたいときに奮い立たせてくれる
なんでもない日を素敵な日だと気づかせてくれる
そういうものだと感じるのです。
また、
ジャンルが同じ
→その音楽のルーツが似ている
→そのアーティストの思想が似ている
ということが言えるのでは?と考えたわたしは、巷に溢れる曲ひとつひとつの裏にある、音楽の果てしない歴史に思いを馳せつつ、ちょっとジャンルのこと調べました。
音楽が生まれる裏に歴史あり
大きく分けて、年代や特徴をまとめると、こんな感じ。
- ポップス
- 大衆音楽
- 包括的
- King of Popsは「Michael Jackson」!
- ブルース
- 1850年頃
- アメリカ南部黒人音楽
- 黒人霊歌
- 労働歌
- ブルーノート
- 有名どころは「B. B. King」(B. B. King - The Thrill Is Gone (Live at Montreux 1993) - YouTube)
- ジャズ
- 1900年頃(日本では明治30年代)
- ブルースから派生
- 裏拍
- ブルーノート
- 1900 ニューオリンズ(3管編成)
- 1920 スウィング(ビッグバンド編成)
- 1940 モダン(即興)
- ジャズと言えばこの人「Miles Davis」(Miles Davis - So What - YouTube)
- ファンク
- 1960年頃
- ジャズから派生
- 16ビート
- コーラス
※ファッションのイメージはこんな感じ。映画「ドリームガールズ」もこんなイメージ。ただ、彼女たちは「R&B」になる、らしい…(混乱)
- カントリー
- 1920年頃
- アメリカ南部白人音楽
- 民族的
- 伝統的
- 「ポップほどポップじゃなく、ロックほどロックじゃない白人が歌っている曲」という説も見つけました。
- なるほど確かに「Taylor Swift」がカントリーに属することと矛盾しない(Taylor Swift - You Belong With Me - YouTube)
- R&B
- 1945年頃
- ジャズから派生
- ゆったりめのリズム
- 先述の説でいくと「ポップほどポップじゃなく、ロックほどロックじゃない黒人が歌っている曲」。
- 「Ne-Yo」のこの曲は、再生回数が1.3億回…日本の人口全員が1回聞いている…(Ne-Yo - Because Of You - YouTube)
- ソウル
- 1950年頃
- R&Bの1つ
- ゴスペル ←たぶんこれがソウルの特徴
- ブルース色が強い
- ディスコ感満載の「Earth, Wind & Fire」(Earth, Wind & Fire - September - YouTube)
- ロックンロール
- 1955年頃
- R&B(黒人音楽)とカントリー(白人音楽)の融合!
- 8ビート
- 1950 ロカビリー(白人演奏)
- 映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で有名なこの曲がロックンロール。演奏しているのがマイケル・J・フォックスだから、ロカビリーなの?どうなの?ちなみに、動画の中の電話先にいるチャックが、この曲のほんとの生みの親、「Chuck Berry」って設定です。いやぁロバート・ゼメキス監督は芸が細かい!(Johnny B. Goode - Back to the Future (9/10) Movie CLIP (1985) HD - YouTube)
- そして、忘れてはいけない、ロックンロールの創始者「Elvis Presley」。こんなしっとりした曲も歌っていたのね。(Elvis Presley - My Way (HD) - YouTube)
- ロック
- 1965年頃
- ロックンロールから派生
- バンド編成
- 「Mr. Children」も「BUMP OF CHICKEN」も「GLAY」も「L'Arc~en~Ciel」も「米津玄師」も「サカナクション」もここ。
- びっくりするくらい、ここからの派生が多すぎるし、定義も曖昧。
- ハードロック
- 1965年頃
- ロックの1つ
- 歪んだ音
- ブルース色がある
- 「Deep Purple」(Deep Purple-Burn - YouTube)
- ヘヴィメタと迷うところですが、「Led Zeppelin」(Led Zeppelin - Immigrant Song (Live Video) - YouTube)
※控訴、上告ではなく再審請求というところに、不屈さが伺えます。
- パンク
- 1975年頃
- ハードロックに反発
- 8ビート
- 攻撃的
- ドラムの音が強い
- ブルース色がない
- マンガ「NANA」を読んで、映画「シド・アンド・ナンシー」も見たわたしは、ミーハーだなぁ…と呆れられていた主人公と仲良くなれると思う。「Sex Pistols」(Sex Pistols - God Save The Queen - YouTube)
- ハードコア
- 1980年頃
- パンクから派生
- 暴力的
- 曲が短い
- ロックンロール色がない
- …調べたけど、ほんとに知っている名前がなかったので、とりあえずこれを…このジャンルの曲調と歴史的背景が垣間見れるような、気がします(アメリカン・ハードコア/パンク史上最速・最重要バンドのドキュメンタリー映画『バッド・ブレインズ/バンド・イン・DC』予告編 - YouTube)
- メロコア
- 1990年頃
- ハードコアから派生
- 速いテンポ
- メロディーがある
- ついついKen Yokoyama(※クレイジーケンバンドのではなく)がイケメン、ということにフォーカスしがちです。「Hi-STANDARD」(Hi-STANDARD - Stay Gold [OFFICIAL MUSIC VIDEO] - YouTube)
- グランジ
- 1990年頃
- ハードコアから派生
- ラウド
- 厭世的
- ってゆうか、「Nirvana」=グランジ、的な扱いのようです。(Nirvana - Smells Like Teen Spirit (Live at Reading 1992) - YouTube)
- エモ
- 1995年頃
- ハードコアから派生
- 感情的
- 哀愁がある
- エモいって、このことだったんだ…
- 日本のエモいバンドで、唯一わたしも知っていたこのバンド。なぜなら、ゲーム「NieR:Automata 」とコラボしてたから。そしてこれも。(amazarashi 『季節は次々死んでいく』 ”Seasons die one after another” “東京喰種トーキョーグール√A”ED - YouTube)
- ヒップホップ
- 1970年頃
- ニューヨーク黒人文化
- ラップ
- スクラッチ
- ↑にダンスとグラフィティアートを足して、その文化全体がヒップホップ。音楽のジャンルってわけではない。
- 「R&B」と被る~~~とおもってたけど、「R&B」のルーツを辿れば元はアメリカの南部。でもこっちはニューヨーク。なるほどおしゃれ感&ガラ悪感。
- 30代は、青春思い出す人多いんじゃないかな~?「RHYMESTAR」(RHYMESTER - Kids In The Park feat. PUNPEE - YouTube)
※まさにこの「ブロンクス区」の地域的なパーティーで生まれたそうです。
- レゲエ
- 1965年頃
- スカから派生
- 裏拍
- ゆったりめのリズム
- ホーン音
- ゲーム「パラッパラッパー」のカエルのおじさんの曲調とリンクするものがあれば、それはレゲエです
- ここで出さないわけにはいかない、レゲエの神様「Bob Marley」www.youtube.com ※ここでいう「No woman no cry」は「No music, No Life」とは違う、ジャマイカの口語で「なぁお前泣くなよ」的なニュアンスらしいです。
- テクノ
- 電子音
- 実験的
- ハウス
- 電子音
- 四つ打ち
- ボーカル
- トランス
- 電子音
- ハウスから派生
- 宇宙的
- ユーロビート
- 電子音
- キャッチ―なメロディ
- サイケ
- 電子音
- インド宗教的
- 規則的ドラム音
- 変則的ギュイーン
- EDM
- 電子音
- 近年のダンスミュージック全般
そして、年代別にジャンルを図にすると。
こうなります。
だいぶ、スッキリしましたね!
どんな分野も、
派生したり、統合されたり、
反発して新しいものが生まれたり、
繁栄したり、淘汰されたり。
少し気づいたのが、各ジャンルはそれぞれ全盛期があるわけです。
この現代で、いまちょうどメジャーすぎて「ポップス」と呼ばれているジャンルも、後世の人たちに何か名前をつけられたりするのでしょうか…
そして今の時代背景と合わせて、「こんな時代だからこんな曲が流行ったんだね」とか言われちゃって。
そうなると、小室ファミリーとかもジャンルになりうるんじゃないかと思えます。
長くなってしまったので、今日はここまで。
今日もお付き合いありがとうございます!
では、また~!