【おすすめ傑作選】キュンとして満足するだけじゃなく、キレイにもなれる説を提唱してみた【乙女ゲーム編】
どもー!アリーです。
たまーに無性に「キュンキュンしたいな~」とおもうときありませんか?
わたしはあります!!
「キュン」といえば、「恋の効果音」ですよね。国語の教科書に載っていたお話では、「赤い実はじけた」となっていましたが!(ということは「キュン」≒「パチン」?)
実際にさくっと恋しちゃえばOKなのですが、もっとお手軽な方法がありますよね!
少女マンガに頼ってもいいのですが、もっと能動的に!もっと体感したい!そんなときにオススメなのが、恋愛ゲーム。
「恋をすると女の子はキレイになる」と言いますが、わたしは
「恋愛ゲームをすることでもキレイになれる!」
という説を提唱したい。
なぜそう言えるのか?…そのポイントも解明しながら、歴代の「乙女ゲー」=「女の子がイケメンを落とすゲーム」の中から珠玉の作品をピックアップして語っていきたいと思います。
乙女ゲームのパイオニア「アンジェリーク」
小学生のときから18歳以上推奨のギャルゲー(「下級生if」だったかな)がしたいがためにプレステじゃなくセガサタ(なぜかPC用の18禁ゲームが表現をソフトにした上でよく移植されてた)をねだっていたわたくし。
恋愛というよりも、ちょっぴりえっちな展開に興味があるおしゃまな女の子でした。
しかし、そんなわたしを純情に目覚めさせてくれたのが、友達の家で見た「アンジェリーク Special2」!
見たときに衝撃が走りました。「え?男の子落とせるゲームもあったんや?????」
アンジェリークは最近流行りの「ファンタジー世界に転生してしまった」系を体現したような世界観。
わたしは宇宙を守る女王候補として、ライバルと争うことになります。勝負方法は「宇宙に惑星いっぱい作れた方が勝ち!」というもの。惑星を作るのを助けてくれるヒーローたちと恋愛できる、ということになります。
好感度が上がるごとに、部屋に遊びに行ったときにかけてくれる一言が変わっていくんですよね~。すっごいそっけなかった人がデレるのたまらん。キュンとするというか、一種の達成感が味わえます。
わたくしの推しは「オスカー様」
ルパン三世的な、仕事のできる女好きイケイケお兄ちゃんなんですが、そういう人が自分をオンリーワンにしてくれるという流れが好物のひとにオススメ!
【キレイになれるポイント】
土曜日は定例会議みたいなのがあるんですが、それを邪魔するようにヒーローがデートに誘いに来るときがあります。
そのとき、
・職務を全うするか?
・恋を貫くか?
という葛藤が生まれます。
「自分が本当に大切にするものは何なのか?」を考えされてくれるのが、このアンジェリークのすごいところ。(※盛ってます)
現実世界でも、どちらが正解かわからないことだらけです。しかし、葛藤を乗り越えて、自分の信じる道を突き進む…そんな真摯さが、あなたの魅力のひとつになっていくわけですね。
進化しつづける和モノシリーズ「遙かなる時空の中で」
「アンジェリーク」シリーズと同じ、コーエーさんが出しています。
こちらは、過去の日本(シリーズによって時代は違います)に飛ばされ、「龍神の神子(みこ)」として、「八葉」と呼ばれるヒーローたちと、怨霊たちから日本を守りながら愛を育むゲーム。
正直、作業ゲーなアンジェリークですが、この「遙か」シリーズ(「遙時」とも呼ばれます)は一味違います。敵がいるので、ちょっと緊張感がある状態で進めることができるのです!
シリーズ1作目と2作目は、システムとしてはほぼ同じ構成で、敵(怨霊)を倒した場所にデートに行き、そこが彼のお気に入りの場所だとストーリーが進むという感じ。声優さんも、声優さんが担当するキャラもほぼ同系統だったので、2作目の印象がとにかく薄い。。。それでもおもしろかったので、一応全キャラコンプリートしてます。
このまま焼き直しが続くのかと思いきや、シリーズ3作目に革命が起こります。
バトルシステムとストーリー展開がとてつもなく刷新され、作業感が全くなくなりました。ヒーローひとりひとりのバックボーンがめちゃくちゃ奥深くなっていて、
・え、なんか隠してるよね?
・どうしてそんなことするの?
・うそでしょ切ない…!
という感情を抱くことになります。「相手を知りたい」「この先どうなるの?」とドキドキしながら選択肢を選んでいって、それぞれのヒーローとの仲を深めていくことで、同じ世界が舞台にも拘らず、全く違うストーリーが進んでいくのです。
わたしはシリーズ4作目もプレイしましたが、3作目がわたしの中で光り輝きすぎて、霞んでしまっています。(と言いながらもきちんと全キャラコンプリートしてます。)
そして、シリーズ5作目では声優さんを総入れ替えしてその当時の若手に入れ替えるという革命も。これ以降わたしはタイミングを逃してプレイできていませんが、もうすぐ7作目?が出る?出た?とか。続編が出るのは面白い証拠です。オススメ!
【キレイになれるポイント】
シリーズ1作目の舞台は京都!ヒーロー8人全員分をクリアしたころには、京都の土地勘ばっちりになっていました。そのおかげで、就職で京都に出てきたときも「双ヶ岡(ならびがおか)ね、知ってる知ってる~!」と、地名、地下鉄の駅名や市バスの行き先、困ったことがありません。
つまり、ゲームをしているだけで日本に詳しくなる=文系知的女子の雰囲気を醸し出せる、という魔法にかかります。
元祖ギャルゲーの金字塔が乙女ゲーに殴り込み「ときめきメモリアル Girls Side」
前述のセガサターンでプレイしたゲームの中に、当時プレステで未発売の「ときめきメモリアル」がありました。伝説的ヒロイン「藤崎詩織」を落とすことにかけた高校3年間…。約束の木の下で詩織からの告白を待つも、隠しキャラ「館林さん」(本来なら誰からも告白してもらえない=攻略失敗したプレイヤーのための救済キャラ)にしか告白されなかった苦い思い出。
そんな元祖が、乙女ゲーに手を出しただって…?しかも、「キャラが自分の名前を呼んでくれる」!?
そう、ときメモは、攻略キャラが自分の名前を呼んでくれるんです!(大事なことなので)
今まで文字では名前になってても、音声では「ねぇ」とか「きみ」とか「彼女」とか「あの子」とかでぼやかされていたところに、果敢な挑戦を仕掛けるコナミさん。すごい。(しかし、わたしは恥ずかしくて自分の名前を入れられない意気地なしです)
1作目の推しは、チャラい関西人「姫条くん」。名前は「まどか」なんですが、女の子みたいで嫌いらしく、相当仲良くなってからじゃないと呼ばせてくれません。
下校時に、校門のところで見かけたときに「なんて呼びかけるか」選択肢が出て選べるんですが、「まどか!」って呼ぶと「それやめて」と言われていたのが、「えっ…まぁいいけど(照)」って感じで許してくれるのがたまりません。(性癖)
しかしこの下校イベント、発生がランダムなので、ちょっと調子に乗って変な名前を許してもらえるかどうかチャレンジしてみたら、その後エンディングまでそのままになって、感動するはずのシーンがちょっと「プークスクス」になってしまったこともあるので注意が必要です。
シリーズ2作目は未プレイなのですが、ふと思い立って軽い気持ちで始めたシリーズ3作目がすごかった!
なんと三角関係を楽しめます。
恋愛ゲームをするとき、完全にそのキャラのルートに入るまでは、どれだけ多くのキャラに良い顔しておいて、やり直しするときの手間を減らすか、というのが頭の使いどころだったりしますが、
ギリギリまで二人の間で揺れ動けます。なんなら3人でデートして、片方ばっかり構ってもう片方にヤキモチ妬かせるとかもできます。
もうね、、、めっちゃ心臓に悪い。世の中の二股してるひとの精神力すごいな、と尊敬できます。でも、これくらい感情を揺さぶられるゲームはなかなかないです。オススメ。
【キレイになれるポイント】
ゲームをコンプリートクリアするという目標のために、好感度や能力値の調整を繰り返すこのゲーム。細心の注意を払い、三角関係のベストエンドを迎えられれば、3人仲良しのままです。
つまりこのゲームで学べるポイントは、バランス感覚!
誰かと会話するときの、話す&聞くのバランス。ヘルシーさとセクシーさのバランス。女性として、人間としてとても大切なものですよね。
あと、ノーマルエンドではどちらかが身を引くイベントが発生するんですが、これがもう切ない。この瞬間の申し訳なさや喪失感に耐えることで、またひとつ大人の階段を登れるような気がしますね。
いやそれにしても、高校生活の3年もの間、デートだけして彼氏じゃない状態でつなぎとめるって主人公の手腕すごいよね。
絵が好みじゃなくてもハマるストーリーの素晴らしさ「三国恋戦記」
今まで出てきたゲームのキャラデザ、アンジェリークはちょっと古めかしかったり、ときメモはなんか地味だったりしつつも、等身がしっかりある系。
しかし、この三国恋戦記はちょっと全体的に、等身低め?で、そこはかとない「まどマギ」感。
わたしは「え、これカッコいいって思えるかな?キュンとするかな???」と戸惑いつつ、友人が「ストーリーが良い」というのでやってみたこの作品。
ハマりました。それはもうまんまと。
三国志の英雄たちが元になっているよくある設定で、有名な逸話をモチーフにしたイベントも組み込まれています。
特にオススメが「仲謀」と「孟徳」と「諸葛亮」のストーリー。
仲謀は、年下でなんか生意気なやつ~って感じだったのに、ストーリー後半になるとどんどん「男の子」から「男」になっててカッコよくなります。
孟徳は、ヤンデレ好きにオススメ!
そして、一番心を揺さぶられたのが諸葛亮。ずっとサブキャラみたいな顔してたのに、隠しキャラとして(だったと思う)かなり感動的なストーリーを展開し、満を持してわたしの心をかっさらっていきました。見た目全然カッコ良くないのに。ずるい。
【キレイになれるポイント】
もう予想はついてると思いますが、「ちょっと三国志に詳しくなれる」=歴女を醸し出すためのエキスとしてお使いいただけます。
キャラ名に各人のあだ名?の方を採用しているので「劉備って玄徳でもあるんだよね~」みたいな知識が手に入ります。でもそれをドヤ顔で言うのはイイ女っぽくないので止めておこうとおもいます。(ほんとはすぐにでも言いたい)
サスペンスホラーアドベンチャー恋愛シミュレーション「アムネシア」
2013年とか、かなり前に1作目が出ていて、今もスマホのアプリとしてプレイできるアムネシア!
しかも、課金制ではなくて買い切りです。コンシューマ機で育ってきた世代なので、そういうの有難いです。
①アムネシア
②アムネシア レイター
③アムネシア クラウド
と3作出ています。
前情報として
・結構人気だけど厨二病じゃないとキツイ
・記憶喪失になったところからゲームスタート
・記憶喪失前から付き合ってる彼氏がいる
・でも実は彼氏じゃないやつが彼氏面してる場合がある
という4点が耳に入っていました。
プレイ開始すると、ヒーローたちの言動の節々に見られる主人公への優しさだったり愛情だったりを感じてキュンとするけれど、それと同時に「こいつほんとに信じていいの…??」と不穏な空気もあるという、今までにない展開を楽しめます。ほんと、キャラによっては、サスペンスなのか恋愛モノなのかわからないくらいスリリングな展開も用意されていて必見!
そして結論。
・ストーリー、めっちゃ面白い!展開気になって眠れない!
・声優さん、めっちゃ演技上手い!ふとしたセリフが自然!
・基本的には、スチルより立ち絵の方がみんなカッコいい!笑
記憶喪失と同時に、頭の中に妖精「オリオン」が住み着くというトンデモも発生するこの作品。「あ、これ駄作の匂いしない…?」と一瞬不安になります。でも安心してください。ゲームのエンディングを迎えるころには、「やだオリオンと離れたくない…」と思わされるほど良い子です。
ストーリーを進める中で、オリオンのおかげで安心できる場面がたくさんあるんですが(さすが厨二ゲームと呼ばれるだけある)、主人公やヒーローに対して心の中でツッコミ入れたそのとき、「もしかして…エスパー?」と思うくらいにオリオンが同じことを想って代弁してくれます。ストーリーによっては、ちょっと精神的につらい感じになったりするのですが、そんなときもオリオンが精神安定剤になって、少し気を紛らわせてくれるのです。
パラレルワールド設定になっていて、どのキャラを彼氏に選ぶかによって、その他のキャラとの関係性がガッツリ変わるので、全キャラコンプリートクリアも飽きずにできますよ^^
オーソドックスにいけば「シン」が一番ヒーローっぽくてキュンキュンしやすい(パッケージやタイトル画面もシンだけだったりする)と思うんですが、乙女ゲー的に衝撃だったのが「トーマ」!
トゥルーエンドを迎えるためには、選択肢を選んで「好感度」と「信頼度」みたいな2つのパラメータを上げていくというシステムになっていたのですが、トーマのときだけ、別のパラメータも設定されるという謎の贔屓をされています。
ストーリーとしても、「えっそれ許せる…??」というレベルのとんでもない裏の顔を見せてくれるトーマ。この衝撃はぜひプレイして味わってもらいたい。
【キレイになれるポイント】
記憶がなくなっている主人公と、初めてゲームをプレイするプレイヤーのわたしたちの状況は、ほんとうによくリンクしています。
記憶喪失になったとき、目の前にいる人を信じられるかどうか?
記憶という前情報がない状態でも、「自分がどう感じて何を信じるか」は意外としっかり決まっていることを実感できると思います。
それこそが「自分の軸」となる部分で、それを大切に、守っていくことで「信念」とかカッコいいものになって、イイ女っぷりが上がっていくんじゃないか、、なんて考えさせられます。
状況はあり得ないのに何故か恋愛模様はリアルな「囚われのパルマ」
これ、実はこれからしたいと思っているゲームなのですが!
昔から「油彩みたいな綺麗なパッケージだな~」と思ってはいたのですが、
絵が綺麗=絵だけに特化=ストーリー微妙なのでは?
と穿った見方をしていたためスルーしていたこの作品。
課金型アプリだったのが、コンシューマ機(Switch)に移植されたとのことで、気になってちょっとだけプレイ動画見てしまったんですが!
※女の子がプレイしてるの見るのなんか気が引けたので、レトルトさんの(https://www.youtube.com/watch?v=gx7gF8Zmtfg)を見た。
犯罪者的な扱い受けてるヒーローの心を開くために
・ガラス越しの面会
・監視カメラで行動チェック
・プレゼント攻撃
・LINE風のアプリでやりとり
というナナメ上を行くアプローチが続いているではありませんか…
え?ぶっ飛んでて、ちょっと面白そうやん…???と俄然プレイしたい欲求がむくむくしてきました。
しかも、ロックマン、ストリートファイター、バイオハザード、モンスターハンター、デビルメイクライなどなど、全方位完全対応型のスーパーゲーム会社・天下の「カプコン」様から出てるんですね!?わたしのカプコンへの信頼は厚いぞ!
しかしSwitchを持っていないわたしは、やるとしたら課金型のアプリ…
どんな感じか気になって、制作スタッフさんのインタビューをチェックすると、1話210円(多分です。今となってはネタバレ見てしまうのが怖くて検索できない)で買い切りの形の課金だということが分かりました。
スタッフの人が「ストーリーにお金を払う安心感」の話をしていて、「そうそう!ガチャとかに課金するのと、読みたいお話に代金を支払うのは全然違うんだよ~!」とめちゃくちゃ納得してしまいました。
しかも、ゲームに出てくる選択肢には正解があるわけではなく、どの選択肢を選ぶかによって「ヒーロー側がわたしの性格を判断」し(ユングの心理学に基づいているらしい)、かけてくれる言葉が変わったりするという…
え?なにそれ興味深い…!やりたい…!
しかし、「記事を書くために仕方なくプレイした記者さん」の記事を発見して、恐れ戦きました。
ストーリーを進めてヒーローと仲良くなると、ガラス越しの面会が終わるときに「もう帰るのか…」的なさびしんぼアピールをしてくるらしいんですね。そのとき、120円課金すると「面会時間の延長」ができるようなのです。
だがしかし、その面会時間の延長は、ゲームクリアになんの影響もないと明記されているのです。
「にも拘らず、課金したくなる」とその記者さんが想いを綴っていたので、「え、怖い」となってしまったんですよね。「アプリ怖い、コンシューマ機でやりたい」と。
というわけで、絶対にプレイする!ということは決めたんですが、アプリにするのかSwitchを買っちゃうのか、まだもう少し悩もうと思います。
あ、ちなみに、
① 囚われのパルマ
② 囚われのパルマ Refrain
の2作で、3人のイケメンと出逢えます。
3人とも演技力にも定評のある声優さんが担当しているのでキュンがはかどりますね!
【キレイになれるポイント】
「お天道様が見てるから、悪いことしちゃだめだよ」とおばあちゃんに口酸っぱく言われて育ってきたわたしたちですが、
監視カメラで見られてても大丈夫な日常を過ごせていますか?
ふとした時の姿勢や表情や服装。その場に誰もいなくても、自分とお天道様と監視カメラは見ています。
ゲームの中のヒーローは、くつろいでいてもイケメン。わたしたちも、いつ見られていてもいいように、かわいい感じにくつろがなくては!と無駄に姿勢を正させられますよね。
いつも完璧とまではいかなくても、突然のイケメン配達員さんの訪問に対応できるくらいには、日々身だしなみや立ち振る舞いへの心がけが必要だなぁと思わせられます。
さ、女っぷり上げましょ!
というわけで、かなり偏った視点からの紹介になりましたが、いかがでしたでしょう??
乙女ゲーにまったく興味がなかったひとも、ちょっと小ばかにしていたあなたも、「へぇーなんかおもしろそうかも笑」なんて思ってくれてたら、これ幸いです!
ここまで付き合ってくれて有難うございます~あなたが今日も明日も楽しく過ごせますように!
ではでは、また~!