【体験記】わたしはディズニーよりUSJが好きだな、って思いました。(作文)
どもー!アリーです!
「どうせしょぼいんでしょ?期待外れなんでしょ??」と思いながらも、手を出してしまう…そんなこと、ありますよね?
今回わたしが手を出してしまったもの…それは、「ファイナルファンタジーXRライド」。
※ツンツン頭の金髪がクラウド、ロングヘア―の銀髪がセフィロスです。ちなみにわたしはセフィロス派。
USJのクールジャパン企画で登場した、VRつけてジェットコースター乗って、クラウドとセフィロス(ファイナルファンタジーⅦのキャラクター)に逢いに行ける…そんな夢のような乗り物です。
ただね、乗ったら乗ったで一瞬のもの。クオリティもきっと「なんだこんなもんか」で終わるだろうと、冷めた目で見ていました。
「高い入場料払ってまで、長い時間待ってまで行かないわ、そんなの」とか言っちゃってね。
でもね、やっぱね、、、、、気になってた(素直)。
そんなこと思っていたら、天の思し召しか、わたしよりもオタクレベルの高い友人と行くことになりました。運命ってこういうこと、なの…!?(違います)
そして運命の日。
入園して早々、友人が「せっかく来たから頭にリボン着けたい。でも一人で着けるのイヤやし、あたしがあんたの分も出すから一緒に着けよう」というので、お言葉に甘えて、セーラーマーズのリボンを買ってもらいました。(友人はセーラーヴィーナス)
さすがオタクは経済を良く回しますね。(褒め言葉)
三十路女ふたりで、キティちゃんもびっくりのリボンを頭に付けて、やる気満々。ここから園を去るまで、行く先々で「素敵なリボンですね」「月に代わっておしおきするんですね?」攻撃を浴びせられることになります。
最初に体験した「モンスターハンター」のアトラクションでは、頭の上のリボンのハイテンションさと、まだ恥が捨てきれていない心が一致していない状態だったので、かっこいいポーズを決めきれないままアトラクションが終わってしまうという失態を犯してしまいました。
せっかくモンスターハンターワールドのゲームも最近始めて、もっと楽しめたはずなのに!わたしのバカ!!この恥ずかしがり屋野郎!
と反省しつつ、早速本命の「ファイナルファンタジー XRライド」へ!
モグの可愛さに悶絶しながら、クラウドとセフィロスに逢える、あわよくば話しかけられるんじゃ…!?なんて期待を胸に列を進みます。
途中の映像で、あれはFFいくつの場面だ!とか、あの青いコンフィグウィンドウ懐かしい!なんてはしゃぎながら、ついにその時が…!
結果ね。
すっごい興奮して、満足した。
鉄巨人(敵キャラ)に襲われただけで、モルボル(敵キャラ)に臭い息(このキャラ特有の状態異常になるやっかいな攻撃)を浴びせられただけで、まるで長年追いかけてきたアイドルの握手会に来たような興奮を覚えました。
そして、15年ほど前にゲームの世界で見た世界が目の前に…!!
ミッドガル(ゲーム内の都市の名前)から出るときに通ったハイウェイを、わたしも走っている…!!!!
欲を言えば、ずっと目の前で戦っているだけだったクラウドとセフィロスに話しかけて欲しかったけど、いやもう大丈夫、十分にお腹いっぱいです。世界最高をお届けされました。(合掌)
そうしてもうひとつ、わたしたちにはやるべきことがありました。
それは、コナンのリアル脱出ゲームをクリアすること。
これも、友人が「どうしてもやりたいから、わたしがチケット代(脱出ゲームは入場券とは別のチケットが必要)出すし、やろう」と誘ってきました。
さすがオタクは経済を良く回しますね。(2度目)
わたくし実は、以前やっていたバイオハザードの脱出ゲーム、クリアできたんですよね。(えっへん)
だから今回も良いところまで行けるんじゃないかとやってみたんですが、、、結果ね!
ぜーんぜん時間足りなかった!!!笑
ほんとは4人一組が定番なんですが、わたしたちの前後が中国人だったりで、友人と二人だけでやれたのは楽しかった♡(確定で1組2人で挑戦したい場合、少し高いチケットを購入する必要があるので、これはめちゃくちゃラッキーでした)
組決めするスタッフのお姉さんが、「うーんどうしよう、うーん、、、かなり後ろの方に、2人組の方がいらっしゃるんですけど、、だいぶ年齢層も違うし、、、、うーん、、、、ちょっと待ってくださいね!」って悩んで、他のスタッフさんに相談しつつわたしたち2人だけで組を作ってくれました。お姉さんありがとう!
※オタク界でとてつもない人気という噂はかねがね伺っている安室さん。(写真右)
わたし、コナンはあんまり見てないんですが、安室さんが人気なのは知っていたので、たぶんめっちゃ出てくるんだろうな~とは思ってたんですが、
まさかの実写だった。
眠りの小五郎の動きも、蘭姉ちゃんのツノも実写で再現されてた。
最初は友人と「まさかのwwww実写wwwww」とか言ってたのに、軽やかにジャンプしてステージに上がり、悪者をスマートにやっつけた時点で、友人と二人で「安室さん…カッコイイ…♡」ってなってた。USJ、、、恐ろしい子!
そして、リボンもつけてるのに行かないわけにはいかない、「セーラームーン」。
ひとつ気づいたんだけどね、セーラームーングッズの絵がね。わたしたちが子供の時の絵柄を採用してるの。今の、現行のセーラームーンじゃないの。
※←昔:現在→
完全に、三十路世代の財布を狙ってるな、と確信しました。(そして狙い通りに頭にリボンをつけている人間がココに)
肝心のアトラクションも、めっちゃ良かった!3Dメガネかけて映像見る系なんですが、妖魔の攻撃が迫ってきたとき、体が無意識に避けたよね~www
昔のマリオカートでカーブのとき体曲げちゃう的なやーつ。
タキシード仮面様の役に立たなさ具合と、横にいた今どきのおしゃれ大学生(♂)が返信シーンの時にスカートの中身が見えそうな瞬間「うぉぉ♡♡」って叫んでたのが印象的でした。
そうして、クールジャパン企画ものを制覇したわたしたち、、、閉園までの残り少ない時間をめいっぱい楽しもうとしました。
そうしてたどり着いたのが、キッズエリア。
周りには小さい子供連れのお父さんお母さんしかいない中、そこにいる誰よりもアトラクションを楽しむ三十路2人(頭にはでっかいリボン)。
ついには、アトラクションのお兄さんに
「ついにココ(キッズエリアの中でもすごくしょーもないアトラクション)までたどり着いてしまったんですね…」
と菩薩のような顔で話しかけられる始末。
でもね、ここに【わたしがUSJを好きな理由】があるんです。
客をイジる、この精神。友達かよ、っていうノリ。
ディズニーにはない、この感じが心地よいのです。笑
ディズニーはほんとにコンセプトがしっかりしてて、一体感があって、悪いところがない。キャストのみなさんも、絶対夢のあることしか、美しいことしか言わない。
でもその完璧さが、わたしのようなひねくれ者には、逆に人間味がなく、ロボット的に見えるときがあるんです。少し物足りなく感じると言いますか。
とか言いつつ、明日「モアナと伝説の海」を見ようとしているほど、好きなんですけど。「魔法にかけられて」も「アナと雪の女王」もDVD、Blu-ray持ってるくらい好きなんですけど。笑
USJって、「ごちゃまぜすぎw」「コンセプトなさすぎww」って突っ込まれることも多いけど、そういうところが愛おしく思えてしまうんですよね。笑
そんな感じで、弄られてより一層なにかが吹っ切れて楽しくなっちゃったわたしたちは無事キッズエリアのアトラクションを制覇して、入場ゲートを目指して帰っていたんですが、、、
そこに、「キティに逢える」というアトラクションを見つけてしまいました。
最後の最後に、メインキャラクターの一人であるキティちゃんに逢えるって素敵じゃない!?リボンお揃いだしね~!なんて軽い気持ちで入っていったら、、、、
キティのアイドルさにやられた。
あのね、キティね、しゃべれるんだよ。
最初はね、録音流してると思ってたんだけどね、リアルタイムでしゃべってる。
「わぁ~リボンお揃いだね♡」って。
ボイスチェンジャーで、コナン君もびっくりのクオリティ(それは言い過ぎ)で、キティちゃんの中の人・林原めぐみさん(かの有名なヱヴァンゲリヲンの綾波レイの声とかやってる人)に近づけた声が、お顔の辺りから聞こえるの。
でね、帰り際には、扉まで見送ってくれて、投げキッスまでしてくれるの。
友人はその投げキッスを見逃してたから、「キティちゃんが、わたしにだけ投げキッスしてくれた。。(・∀・)ニヤニヤ」ってゆってたら、見かねたキティちゃんが、友人にも投げキッス(しかもめっちゃゆっくりじっくりなスピードで)してあげてた。かわいいかよ。。。
そのあとは、再び入場ゲート目指して歩き出しても、しばらくはふたりして「キティまじアイドル…」って呪文のように唱えることしかできなかった。それくらいアイドルだった。
入場ゲートに近い、大きな通りの角まで来たら、数人のスタッフさんたちがお見送りに手を振ってくれてたので、もうこの1日で染みついてしまった習性で何も考えずに振り返してたら、
なんか、一人のスタッフさんが手を振りながら走り寄ってきた!
「んえ!?なんだ!?」ってなってたら、
「あの、コナンで、お二人の組を決めたの、わたしなんでけど、、覚えてますー??」って。
友達かよ!って。笑
いや、覚えてましたけどね!めっちゃ悩んでくれてたから!笑
スタッフさん「どうでした、脱出ゲーム??^^」
私「いやぁ、難しかった…でもあと30分あればイケましたね」
友人「それ、誰でもイケるやろ!笑」
私「てゆうか、安室さんめっちゃカッコ良かったです。最初、実写!?wとか思ったのに、すっごい軽やかにジャンプするから、、、」
スタッフさん「ね!安室さん、カッコいいですよね~!^^」
友人「あと、蘭姉ちゃんもカッコ良かったです」※コナン君につられてこう呼んでしまうオタク心。
とか、世間話しちゃうよね。じゃーまた来てくださいね!はーい、またねー!って、さよならして。うん、これ友達やね。
てゆうか、、、何万人も見てるでしょうに、三十路のリボン二人組は相当印象が強かったようです。。。いや、お恥ずかしい。(とか言いつつ、もう開き直ってるから恥ずかしくない)
楽しければ良いってことはないけど、なんでもやって楽しもう&楽しませようとする貪欲さと、そこかしこに見える人間味と現実味溢れる世界観は、じゅうぶんなクオリティのエンターテインメントなんじゃなかろうか、と思える素敵USJ体験のお話でした!
シャイな日本人の殻を破りに行くには、とってもいい場所ですよ!笑
では、また~!